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ジギー・ポップは死んだ

もう死んだ人よ

セッション を見ました

★3.5〜3.9 映画 洋画 ドラマ

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自分の高校時代を思い出したりしながら見た。

わたしの通っていた高校は伝統と文化、規律、社会的調和を重んじる校風で、頭はゆるゆるのくせして校則が非常に厳しいことで地元では有名。

服装頭髪や生活態度が厳しく取り締まられるのはもちろんだったし、わたしが一番苦痛に感じていた体育での集団行動は、(学科の)80人全員が正確に迅速に美しく出来るまで、先生からの合格がもらえるまで延々と続いた。

体力のないわたしはどれだけきつくつらくても、他のみんなも頑張っているんだという、気力だけで動いてた。

よく死人を出さずに三年間過ぎたなと思った。エネルギー切れで身体が動かなくなってそのまま棺に直行する人もいなければ、心が病んで自ら死にに行くような生徒も出なかった。よく全員が生きたまま高校生活から解放されたなと感心するよ。

 

この映画見てると、あの気力だけで号令かけてた。叫んでた。走り、腕を大きく振り上げ腿を高く上げて、行進していた高校時代の自分のことを思い出した。

そして血まみれになってまでステージに立とうとする主人公に、自らに死をもって馬鹿げた校則の是非を訴えてやろうかと、チラッと考え続けていた三年間を想起させたというか、わたしの代わりにそれをやってくれたのがこの主人公だったというか。かっこいいと思った。わたしにはそんな勇気もエネルギーもなかった。ある意味マイナスなパワーで動いてたんだよ。つらいけど、これに逆らうともっともっときつい状況になるのがわかってたから、それから逃げるために、学校に従順になってた。

この主人公の思い切りというか、エネルギーがマジですごいと思った。汗をダラダラ流して永遠に同じ、早いテンポを奏で続ける姿なんて集団行動がつらくてつらくて室内にも関わらず体操着を汗でビショビショに濡らしたわたしたちの高校時代だ。

 

ハラハラヒリヒリするシーンとなんだかスカッと爽快なシーンがジェットコースターのように続く。

主人公が涙するタイミングとかもすごくリアルだった。いるいるそんな感じで、泣きだすやつ。

心も身体もボロボロになってまで、気力で闘い続ける彼の勇姿はすごかったな。

 

 

 

★3.8