読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ジギー・ポップは死んだ

もう死んだ人よ

ビフォア・サンライズ を見ました

★3.0〜3.4 映画 洋画 ラブストーリー イーサン・ホーク

f:id:arne110:20170323224229p:image

はじめは そんなに感じるものもなかったし書くことないからシリーズ一気にまとめて記事に残しとくか、って思ったのですが書いてたら長くなってきたのであとから分けました。

 

 

わたしはすっかりイーサン・ホークの虜です。

ビフォアシリーズを一気に見ました。

 

 サンライズは まあ、嫌いではないという感じ。なんたって若いからね。
でもどうしてイーサン・ホークはヒゲ生やしちゃうんだろう。童顔の俳優ってみんなそう。
わたしはヒゲ生やした男の人はあんまり好きじゃないんだけど、イーサンのかわいさは健在でした。
セリーヌもかわいかった。
もどかしいというか。ジェシーが何度もセリーヌに触れようとするけど、手を引っ込めるっていう。初々しさがあった。
愛は利己的だって言葉が印象的だったな。
なんでかこのイーサンを眺めていると切ない気持ちになる。死人が生きていた頃を見てるみたいな。なんかそういう懐かしい雰囲気というか儚げな感じがすごくある。

 

ここまでがミッドナイトまで見終わった夜中に書いた感想。

ここからが今から書く感想。

 

正直なところ、わたしにはこの映画の真の魅力がわからなかった。どうしてこんなにレビューでも、支持されてるのかわからなかった。

もともと恋愛映画は基本的に見ない。物語の要素として恋愛が絡んでくるのは全然アリだけど、恋愛が主軸の映画は退屈に感じてしまう。たぶん、自分の中に恋愛の成功体験がないから、親身になって見れないんだと思う。所詮作り話だと。

 

でも昨夜から、なんとなく胸に残る切なさを感じてた。

夜中には音楽が良かったと書いたけど、特にサンライズのエンディング曲はいいな、と思った。感覚的に。なんとなーくね。

すぐに曲名を調べた。ヒットしたのは Living Life、Kathy McCarlyという人の曲。

すぐにYouTubeを開いて耳で確かめた。おそらくPVの映像が上がってて見た。ビフォア・サンライズ本編の映像も断片的な記憶みたいに流れていた。それを見て、なんだかとても悲しくなった。切なかった。死んだ人間の生前の映像を見ているかのような虚しい気分になった。

(わたしの目はイーサンばっかり追うので)ジェシーはいなくなってしまった……。って物悲しい気持ち。

 

朝目覚めて、出かけるまで時間があったので倍速でサンライズを見直した。

年季の入った二人を焼き付けた後だったから、最初に見たときよりさらにフレッシュさを感じた。なんで平穏な時間だろうと思ったよ。もどかしい初々しい男女二人。

すごく儚い時間だったんだな、って思った。二人はこの旅がこの夜で終わってしまうことを知ってる。時間を楽しまなくちゃと思うわけだけど、これ以上楽しみを知ってしまったら戻れなくなるのがこわい。もう二度とこの人とは会えないかもしれないのに、と。

二人の別れのシーンも、二度見てやっとわかった。あの言葉。 詳しいことはネタバレになりそうなので控えておくけれども。

f:id:arne110:20170323222630j:image

このシーン、ジェシーのお腹が呼吸とともに動いているのがよくわかって、いいなあって思った。なんだか突然ジェシーは人間だって鮮明に感じた。セリーヌの感じるジェシーの温度はどんなものだろう、って思った。わたしも呼吸を感じたい。

 

それからそれから、シーンを戻して二人が出会った電車内の会話だけれど 365人の24時間の生活に密着したドキュメンタリー企画の番組をやってみたいというアイデア。このシリーズを象徴してるな、と思った。サンライズはまだまだ映画的なんだけど、サンセット、ミッドナイトは特に二人がただ歩いていて、映画を見ている側はその会話をずっとずっと聞いているという感じ。

 

そして、これもネタバレになってしまうのでこれからサンライズ本編、ビフォア・シリーズを見る予定の人の目には触れてほしくないけど、

ジェシーが一緒に列車を降りて街を探検しようとセリーヌを誘い出すシーンで、

君は将来結婚して、夫への情熱も冷め、もし今の夫ではなく、昔出会った男たちを選んでいたら…………って話。ミッドナイトのラストにつながっているなぁ、と思ったりね。

 

もう一度サンライズを見ることで、多少の味わいはあったなと思いました。

 

シリーズ全体を通すと、わたしにはまだ早すぎたと思う。自分の世界にはない話。結婚して子どもを持って、恋愛観が変わるとか。まだその入り口にも立ったことがない。恋愛とは無縁の人生をまだ送ってるし、ここから外れたことがない。

わたしもジェシーみたいな、永遠に(?)記憶に残る恋人を持ちたいな。わたしに恋人が出来るなんて、イーサン・ホークと列車で隣の席になるくらい難しいと思うけど…………。

いつかこの映画を見直す時が来るといいな。理解できる日が来るまで当分は見ないけど。

 

 

 

★3.3